#1 ~2016年冬アニメ、第一話を見て~
(2016.1.14 本文の訂正と補足を行っております)
皆様、こんにちは。イオでございます。
今年は近年類を見ないほどの暖冬で、これまでの統計史上で初氷が最も遅かった2004年1月12日の記録を塗り替えているようです。それでも、私はパーカーにダウンを重ねる厚着をしないと寒くて外を出歩くことが出来ませんが…結局、
寒がりには暖冬もあまり関係ないということですね。
さて、1月も第3週になり新アニメ1話も出揃ってきましたね。
今回は今のところ11作品を拝見しました。まだ1話のみですが、今季は良作が多いように感じます。ですので、どれを推すものかと非常に悩ましかったのですが、そのなかでも私の琴線に触れた3作品を中心に紹介致します。紹介文の為、ネタバレが出来る限り無いように書いていくつもりではありますが、一部説明で内容を引用してしまう可能性ががありますので、ご了承ください。また、完全にイオの独断と偏見による判断ですので、共感して戴ける方、戴けない方も多数いらっしゃるかとは存じますが、温かい目でご覧いただければ幸いでございます。
- 僕だけがいない街
世界観☆☆☆ 期待度☆☆☆
漫画家としてデビューするも、いまひとつ結果を出せずに毎日を過ごす青年・藤沼悟。
彼は、彼の身にしか起こらない、ある不可思議な現象に不満を感じていた。―リバイバル(再上映)
何か「悪い事」が起こる直前まで時が巻き戻る現象。
それは、その原因が取り除かれるまで何度も繰り返される。
……まるで、誰かに「お前が防げ」と強制されているかのように。しかし、ある日起きた事件をきっかけに、その現象に大きな変化が訪れる。
自らの過去に向き合う時、悟が目撃する真実とは?
そして、悟の未来は―?
(「僕だけがいない街」公式サイトより)
マンガ原作のアニメーション作品。この作品は主人公(以下「悟」)の持つが特殊能力「リバイバル」によって、謎解きしていくような話になりそうですね。俺TUEEE系では無さそうです。
Aパートは至って普通のアニメーションですね。リバイバルの説明を中心に、現在の悟を取り巻く環境が描かれている感じです。ここまででは可もなく不可もなくといった感じですが、Bパートからいきなりストーリーが展開していきます。
悟の能力から始まり、過去にあった事件のことに触れ、そして新たに発生する事件が悟を巻き込み、えっ?となったところで一話が終わります。
もうBパートに入ってからが早いですね。作品自体が持つ雰囲気というか、演出というかが個人的に好きですし、作品全体を持ち上げています。次が気になる終わり方もまた良いです。
- ブブキ・ブランキ
世界観☆☆☆ 期待度☆☆☆
彼らは成し遂げられるか?
手にした力は、彼らを導くか?
暴勇は、何を生み出すのか?
世界になお、希望はあるのか?
そこに、君はいるだろうか?
(「ブブキ・ブランキ」公式サイトより一部抜粋)
サンジゲンさんの10周年記念作品として製作されるフルCGオリジナルアニメーションです。フルCGですので、絵が好きじゃないという方も一定数いらっしゃるとは思いますが、同じくサンジゲンさんが製作された「蒼き鋼のアルペジオ」シリーズはアニメも映画も好きだった私にはCGか否かは問題ではありません。寧ろ、とてもじゃないけど見ていられないようなCGのアイドルアニメーションが蔓延る昨今のアニメ業界でこのクオリティは、素晴らしいと思うのです。
公式サイトのイントロダクションが長文ですのであらすじは抜粋させていただきましたが、気になる方は上のリンクから実際に行ってみて戴けると幸いです。キャラクターページではキャラをクルクルできる画期的な仕様ですよ笑
簡潔に言うと主人公(以下「東(あずま)」)が母・汀(みぎわ)に会いに行くことが主題になりそうですが、意思を持つ武器・ブブキや説明が難しいのですがエヴァンゲリオンのような自立兵器?ブランキ、更にはブブキ使いを取り締まる警察や東たちを狙う敵などが1話から既に登場し、1話自体は見ていただければ簡単に理解できると思いますが、作品自体は情報が不足していることもあり、先の展開の予測は困難を極めます。
紹介を投げ出すようで申し訳ないですが、この作品は実際に見ていただいた方が早いと思います。
- ハルチカ~ハルタとチカは青春する~
世界観☆☆ 期待度☆☆☆
春 ― それは新たな出会いと思わぬ再会、 そしてミステリアスな旋律と共に幕を開ける。
高校への進学を機に、吹奏楽を始めることを決意した穂村千夏(チカ)。
目指すは華麗で乙女なキュートガール。
音楽講師・草壁と出会い、憧れを募らせるチカだったが、幼馴染の上条春太(ハルタ)との再会に廃部寸前の吹奏楽部と、チカの青春は思いもよらない方向へ……。
部員集めに奔走する日々と、仲間たちと交わす友情、そして次々に現れる謎(ミステリ)。
ノベル原作のアニメーション作品。あらすじや作品の方向性からは京アニさんのユーフォを思い浮かべますし、実際、作品冒頭だけみればそんな雰囲気は確かにありますが、一話の全体でみると氷菓の方に近い印象を受けました。Aパートは登場人物の紹介、Bパートは出題と解説といったところでしょうか。ライトミステリを軸に吹奏楽も描くといった感じになりそうです。また、1話があらすじそのものな気がします…。
P.A.さんの作品は右肩あがりに面白くなっていく印象があります。今後の展開に期待です!
ラクエンロジック
世界観☆☆☆ 期待度☆☆
2016年1月28日発売予定のTCGラクエンロジックの販促アニメーション作品です。とはいえ、設定にギルギア、ガルガンティア、ダンガンロンパ等で活躍されたニトロプラス海法紀光さんも協力されている作品で、俺TUEEE系主人公ですが、世界観が面白く、先が気になる作品です!蒼の彼方のフォーリズム
世界観☆☆☆ 期待度☆☆
ゲーム原作のアニメーション作品。既にアニメ化されている「恋と選挙とチョコレート」と同じspriteさんの作品です。天を自由に飛べる世界での主人公たちの成長を描いた物語。春にはスマホアプリも配信予定です。負けてからが、本当の勝負!だがしかし
世界観☆☆ 期待度☆☆
駄菓子をテーマにした作品。「だがし、かし」なのか「だが、しかし」なのか…。登場キャラクターの個性が明らかに強く、引き立っていて、作品をリードしていますね。菓子メーカーのパロディも積極的に行う姿勢。純粋に面白いです。無彩限のファントムワールド
世界観☆☆ 期待度☆☆
幽霊や妖怪・UMAといった空想上の産物だと思われていたモノが「ファントム」という呼称で実在する世界。絵が綺麗でぬるぬる動くのは流石の京アニさんといったところ。灰と幻想のグリムガル
世界観☆☆☆ 期待度☆
異世界舞台の元世界の記憶を消失した主人公たちの物語。文明の利器が無い世界でどのように世界暮らしていくのか。生きるって、簡単じゃない。アクティブレイド-機動強襲室第八係-
世界観☆☆ 期待度☆
「ウィルウェア」と呼ばれるパワードスーツを使用した犯罪に対処する警察部隊を描いた作品。法の遵守は必ずしも正義とイコールではないというテーマがある気がします(適当)。アクションも格好いい!少女たちは荒野を目指す
世界観☆ 期待度☆
2016年3月発売予定の同名美少女ゲームの販促アニメーション作品です。ゲームはみなとそふとさん制作ですが、全年齢向けになるようです。ゲームを作りたい人には参考になるかも?
いかがだったでしょうか。4つ目以下は紹介が簡素になってしまっていますが、今季は面白い作品が多くございます。
まだ今季のアニメーションを全く見ていないという方の参考になれば、また、この中に見ていないものがあるという方がいらっしゃればご覧いただけるきっかけとなればと思っております。
また、非常に長文となってしまい、申し訳ありません。ここまでお付き合いいただけた方、ご清覧ありがとうございました。
次回更新時に、またお会い出来ることを楽しみにしております。